2016-03-18から1日間の記事一覧

認識と行為

学術雑誌の投稿論文の査読を依頼される、というような場合には、「誰が言ったかはどうでもいい。発言の内容だけで判断すべきだ」ということになるのだろうが、その学会の全国大会の案内を見ながら、学会に行くかどうか、どのセッションに顔を出すか、予定を…

revolutio という国際バズワード

「コペルニクス的転回」が「科学革命」の引き金を引いたかのような語り方があるけれど、Copernican revolution はドイツ語では Kopernikanische Wende で、革命 Revolution ではなく転換 Wende と呼ばれているようだし、カントの純粋理性批判には、「思考法…

「儀礼的」とは?

「挙証という行為はローマ的、西欧的な儀礼である」と言うときの「儀礼」は、どういう意味合いで言われているのか。おそらく、挙証の文化史のようなものを検証するときには、しかるべき歴史的・人類学的概念としての「儀礼」に照らして、それが論じられるこ…

Virtualをのぞき見る

足を踏まれて、「痛いなあ、誰だよ」と見上げると、その男はスマホに夢中で、他人の足を踏んだことにすら気付いていない。ということがあったとしたら、この男はいったい何に夢中になっているのか、「スマホの中身」に関心を抱いても、さほど不自然ではある…

「機能集団のなかで自ら動く」

という言い回しから、滅私奉公や愛社精神のようなものしか思い浮かばず、脊髄反射で反発するところから始めるような想像力の乏しい人とは、仕事したくない、と思うのが常識であろう。

増田聡は教祖ではない

ある時誰か(誰か達)が「嘘と本当はきっぱりと分けられその間など存在しない」と宣言した。それからオレたちは嘘と本当の間に高い壁を築き、その間について考えることをやめてしまったのだ と彼は書くわけだが、この文章を読んだ読者のうち、はたしていった…