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不穏

先日配信された日本音楽学会西日本支部支部通信の巻頭言に、

ある支部委員が「学会とはそもそも合理的なものではないので、合理化を推し進めることは矛盾している」と発言されていたことが印象に残っています

との文言がある。巻頭言を執筆した先生が、こうした業務をどのように進められるタイプの方なのか、ある程度知っているので、この素性の怪しい伝聞の文言を鵜呑みにするつもりはないし、支部通信本体は、学会の公式文書として、とても理性的にまとめられている。

日本語で rational を「理性的」と「合理的」に訳し分けるのは、今や、悪弊と言うべきではないだろうか。すっきり割り切れるか、そうではないか、というだけのことなのだから。

「わりきれること」は、どんどん割っていけばいいじゃん。それは、「わりきれないこと」をくっきり浮かび上がらせるのに必要な手順だ。学会委員たるもの、エセ数学の詭弁を弄してはいけません。