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得意不得意

増田聡さんは、誰かの口癖を見つけ出すのが比較的得意で、そこを手がかりにして切り返す「技」をしばしば使うが、残念ながら、その口癖が思考や文体のなかでどのような役割を果たしているのか、分析するのは不得意なようだ。

「口癖の検出」という返し技は、他人の癖をなぞる物真似芸をディベートに応用しているのだろうが、瞬間芸(←昭和から平成の転換期の「お笑い」でそのように形容される芸風が一世を風靡したのです、若い人はもう知らないと思うが)の域を出ず、口論の技としては、どちらかというと、安易で浅い。(←「べき」も「私は……と考える」話法も用いない断定)