ゼロ年代の転機

日本音楽学会の全国大会で、伊東信宏、沼野雄司を後見人にして、吉田寛、増田聡が若手の本音をぶちまけるシンポジウムがかつてあった。

あそこで何かが決壊して、そのハンドリングを間違えた結果が現在なのだろうと総括することができるかもしれない。

今年で10周年であるらしいツイッターの黎明期で、ひょっとするとまだ mixi だったかもしれないが、吉田先生は、学会の委員会に参加しながら、「オレはネットでプロ野球の試合結果をチェックしているぜ」とつぶやいていたのだから、ウブで幼稚な多幸感に人が駆り立てられた時代である。