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補遺:言論スタイルの同一性

「人を育てることに投資すべきである」

というそれ自体としてはもっともなことを、増田聡は、いかにも躾の悪そうなスタイルで語ろうとする。

逆説やアイロニーを仕込んでいるのかというと、そうではない。単に、「オレはこのスタイルで行く」と決めて、それを続けているうちに、他のスタイルに切り替えることができなくなっているように見える。

「それがロックだ」という風に自分で自分の首を絞めないほうがいいと思う。単なる勉強不足と、今とは違うことに踏み出せない臆病と、違うことをやろうとしてもなかなか上手くいかない不器用が組み合わさった複雑骨折みたいなものだ。

困るのは、「オレが仕切っている場では、お前達も、みんなオレの流儀でやってもらう」という風に、そのスタイルに周囲を染め上げようとすることである。

こうなると、ただのわがままなオコチャマである。

残念ながら、こういうタイプの面倒くさい人にこれから投資して、この人を何かに「育てる」ことの優先順位は、あまり高くないと思う。自力でどうにかするしかなかろう。