補遺:シンガーソングライター

学生時代、合宿の「余興」としてだったと思うが、増田聡が(たぶん自作の)歌をアコギで弾き語りしたことがある。詩もメロディーも覚えていないが、一同しゅんとして聴かざるを得ないリリカルな曲だった。

軽音楽部にいたのだから、それくらいはやるだろう、とも言えるが、その後の歩みを見ていると、リリシズムを捨てることで「ネットスター増田」が誕生した節がある。だが、リリシズムがゼロになったわけではないと思う。

例えば彼のパートナーは、私たちの知らない昔を知っている高校時代の同級生だ。

そして、ごく稀に、こういうテイストの文章を書く。

http://masuda.way-nifty.com/blog/

「ネットスター増田」は、ネットワーク・コンピューティングが実現した検索・編集にアイデンティファイするキャラクターということになっているようなのだが、それは、縛りがキツすぎるんじゃないかと、私には思える。

「本当のキミはそうじゃないだろう」

と言いたいわけではない。そんなことには興味がない。

自分が運営しているシステム(ブランド名「増田」)の経年疲労は、ちゃんとメンテナンスしてください、ということである。各種関連事業をトータルプロデュースしているのは、他でもなく、あなたなのだから。(=朝日新聞「声」欄)