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ロングシート問題

そもそも論で言えば、電車の9人がけのロングシートに7人が隙間を空けて座っていて、こっちは疲れてヘトヘトなので詰めて欲しい、と思ったら、「詰めてもらえませんか」と声をかければいいのに、と思う。

それを黙殺されたときには、「この路線の利用者は有意にわがままである」と断言していいかもしれないが、声をかけずに、あとでこっそりつぶやくのは、いい大人が何をイジイジしているのか、ということだと思う。

それはともかく、阪急神戸線の高速列車に人がゆったり座りがちなのは、始発終着駅の梅田で、ピストン運行するロングシートの車両が発車の10分以上前からホームに止まっているせいじゃないかと思う。

18時発の電車が混んでいたら、向かい側の18時10分発に乗って座ろう、と思うことがある。で、座って待っているうちに電車が混み始めるわけだが、そこで居眠りしちゃったり、何かに夢中になっていると、席をつめずにそのままになりがち。

乗り慣れていると、今は空いていても発車時には、(あるいは十三あたりで)混むことになるので、最初から間を空けずに座ろうと思うけれど、電車というのは色々な人が乗りますからねえ……。

最近は、9人がけを2人か3人分で区切った車両も走っているので、壇ノ浦などと言わなくても、鉄道会社は気付いているんじゃないだろうか。

(むしろ最近の若い人のなかには、前の席が空いていても立ったまま、という光景もしばしば見かける。あるいは、ドアの近くに溜まって奥に詰めない、とか。むしろ率先して座ってくれたほうが空くのに……と思ったり。ヒトの行動は色々ですよ。)

ちなみに、京都線の特急は2人がけのクロスシート車両が多いので、この種の問題が出てきにくい。

宝塚線は、特急もロングシートだが、十三の次の駅は豊中で、駅間が短いので、たぶん、乗客が「呪いの言葉」を思いつくまえに次の駅に着いてしまう。

あと、阪急京都線や阪神電車は大阪の地下鉄と相互乗り入れしているので、終着始発駅特有のゆったり感がない、ということもありそうだ。

以前から増田先生は阪急神戸線がお好きではないようだが、「近隣住民の生活水準が鉄道のマナーと相関する」という彼の説は、階級対立を、存在しないところに捏造している疑いがある。阪急神戸線は、ロングシート車両を終着始発駅のある路線でピストン運用する際の問題点が露呈しやすい特異な場所ではないか、ということです。

(以上、20年来、阪急神戸線を梅田始発で利用している白石知雄の現場報告です。2015年度はラッシュ時の出勤もたっぷり経験しましたし、夜は演奏会の往復で通勤通学とは逆向きの路線を使うこともしばしばなので、割合多様なサンプルを収集している気がします。

関西の鉄道事情を知りたかったら、今日は京都、明日は神戸、後期は奈良の大和高田、みたいにかけもちで仕事をしている非常勤の先生にお尋ねになるのが早道だと思います! 若い人は、研究会でさらにあっちこっちの電車やバスを使っているはずですし。)